基材で選ぶロールコーターおすすめ3選|ロルコタ

ロールコーターの写真

基材に合わせて
理想の塗布を実現できる
ロールコーターガイド

ロールコーターは、装置ごとに対応できる基材や塗布条件が異なるため、
選定に迷いやすい製品です。

本ガイドでは、用途に合った装置をスムーズに見つけられるよう、
基材別におすすめのロールコーターメーカーを紹介しています。

基材で選ぶ
ロールコーターおすすめ3選

ロールコーターは、扱う基材に応じて製品を選ぶことで、生産性やコスト削減の向上が可能。
ここでは、「PET/PP/PCの基材」「高粘度液を使う基材」「超薄膜が必要な基材」と主要な基材ごとにおすすめの製品を扱うメーカーを紹介します。

包装材・機能性フィルムなど
PET/PP/PCの基材

反り・収縮・ムラを抑えられる

ファーネス

製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 包装材料
    業界
  • ラベル
    ステッカー
    業界
  • 機能性
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • 薄くて柔らかいため、乾燥中に収縮しやすい
  • 部位ごとの収縮差で反りやムラが発生しやすい
ファーネスなら解決できる理由
  • 業界でも珍しいμm単位のロール溝加工技術を保有。柔らかく反りやすい薄膜素材にも適切な溝形状を設計し、膜厚ムラを抑えた均一な塗布を実現
  • 張力・温度制御を備えたライン設計と、新設・既存の乾燥炉に対する搬送調整により収縮や歪みを抑制
プリント基板・防振材など
高粘度液を使う基材

流れにくい液でもムラを減らせる

ヒラノテクシード

製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • 建材業界
  • 自動車部品
    業界
  • 電子部品
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • ローラーを回しても、液が固くて動かない
  • 自重でなじみにくい高粘度液により、膜厚ムラが出てしまう
ヒラノテクシードなら解決できる理由
  • 一般的に20,000 mPa・s程度が上限とされる中、最大50,000 mPa・sの高粘度液に対応した高トルク設計(※)で、接着剤やペーストでも安定搬送が可能
  • 液を加温して粘度を下げることで、粘りのある液体にも適切な流動性を与え、ムラなく塗布できる
タッチパネル・液晶画面など
超薄膜が必要な基材

静電気・異物によるムラを防ぐ

テクノロール

製品例のイラスト
こんな業界の方におすすめ
  • ディスプレイ
    タッチパネル
    業界
  • 太陽電池
    二次電池
    業界
  • 光学
    フィルム
    業界
こんな課題を持つ方におすすめ
  • μm単位の薄膜のため、ほんのわずかなムラや歪みでもすぐ不良になる
  • 膜厚測定時の接触や静電気による異物付着で、欠陥や歩留まり低下に
テクノロールなら解決できる理由
  • 非接触膜厚センサーを搭載しており、触れずに厚み・ムラを詳細に測定可能。傷つきやすい基材でも表面に悪影響を与えることなく、品質を保てる
  • 静電気除去ロールによって、異物の付着を抑制し、不良発生を抑えて安定した歩留まりを実現
※通常、高粘度対応モデルの装置でも10,000〜20,000mPa・s程度が上限であることが多い。

基材で選ぶ
ロールコーターおすすめ3選を詳しく紹介

上記で紹介しきれなかったロールコーターメーカーの魅力や各基材に適している理由を紹介。ぜひ製品選びの参考にしてください。

包装材・機能性フィルムなど
PET/PP/PCの基材

反り・収縮・ムラを抑えられる

ファーネス

HPキャプチャ画像
引用元:ファーネス公式HP
(https://furnace.jp/)

ファーネスがおすすめの理由

μm単位の溝加工による
均一な塗布で
後工程のトラブルを防止

サーボモーターの自動圧力制御によって、わずかなたわみでも膜厚ムラが出やすい薄膜プラスチック基材と塗布ヘッドとの間隔を一定に保持。加えて、対応できる企業が少ないμm単位の溝加工が、液体の搬送量を精密にコントロールし、均一な塗布を実現しています。

塗布ムラによる収縮や反りの発生を防ぐことができ、軟包装フィルムの品質を担保すると共に、発色不良やかすれ、巻取り時のシワなど、後工程のトラブル防止にも貢献します。

既存の乾燥炉にあわせてカスタマイズ
熱変形を抑えて不良品を抑制

フィルム・薄膜プラスチックのたるみや引っ張りすぎを防ぐよう、巻取り時だけでなく、送り出し時の張力も自動で調整できる機構を搭載。フィルムがまっすぐ安定して流れるよう制御でき、基材の歪みによる塗布ムラを抑えます。

既存の乾燥炉と高さや位置が合うよう、塗布装置・搬送角度を個別にカスタマイズ。ライン間の段差や搬送負荷による熱変形を抑える構造にすることができ、不良品の抑制を実現します。

ファーネスの導入事例

CASE.01
ファーネスの導入事例の写真
引用元:ファーネス公式HP
(https://furnace.jp/case/機能性フィルムの均一塗布/)
基材機能性フィルム
導入背景表面層への均一な塗布の必要が生じていた
導入効果塗膜ムラの改善・コスト削減
薄膜フィルムへの
均一塗布を実現し、
ライン変更なしでコストも低減

張力の乱れや基材の段差による塗布ムラに対し課題を持っていた企業の事例。

ファーネスは、リールtoリール構造によるテンション制御でフィルムの伸びや歪みを抑え、さらにサーボ制御で高さズレをリアルタイムに補正できるよう対応。塗布厚の均一化を実現しました。
また、既存の乾燥炉と高さ・配置を合わせた設計により、大規模な設備変更なしでの導入に対応。熱変形による不良を抑えるだけでなく、高額な設備更新を回避し、大幅なコストダウンを可能にしています。

CASE.02
ファーネスの導入事例の写真
引用元:ファーネス公式HP
(https://furnace.jp/case/プラスチックフィルム%e3%80%80フィルム間への液体塗布/)
基材プラスチックフィルム
導入背景2枚重ねのフィルム間に均一な塗布が必要だった
導入効果均一な塗布の実現・貼り合わせ位置の工数削減
貼り合わせ精度を高め、
ムラのない塗布と
スムーズな導入を両立

薄いプラスチックフィルムを2枚重ねて間に液体を塗布する工程で、貼り合わせのズレや搬送の不安定さによるムラが課題となっていた事例。

ロールとせき板の間に液体が均等に溜まるよう適切な隙間を設け、安定した液厚を確保しました。
さらにフィルムの送り量を制御して蛇行を防ぐことで、塗布ムラや偏りを抑制。既存設置していた乾燥炉との接続にも柔軟に対応し、スムーズな導入が可能となりました。

既存設備からの導入イメージ

スプレーコーターを使っていた場合
ロールコーター導入前
  • 空中にインクを噴霧するため、
    薄い基材が風圧でバタつく
  • 飛散ロスが多く、材料コストがかさむ
  • 膜厚ムラや塗布範囲のブレが生じやすい
ロールコーター導入後
  • 物理接触でしっかり搬送しながら塗布
  • 飛散がなく、材料使用効率アップ
  • 一定圧で接触塗布するため、膜厚が均一に
グラビアコーターを使っていた場合
ロールコーター導入前
  • 薄いフィルムに対し、
    過剰な塗布や部位ごとの膜厚バラつきが発生
  • 高速対応だが、塗布制御の微調整が難しい
  • パターンや深さの変更に版交換が必要で手間
ロールコーター導入後
  • ミクロン単位の膜厚制御で、
    フィルム収縮による差を吸収
  • ワーク特性に応じたロール設計が可能
  • 版不要の自動化塗布で、段取り時間短縮

ファーネスの製品のスペック

ファーネスの製品画像
引用元:ファーネス公式HP
(https://furnace.jp/products/products01/)
  • カスタムメイドでスペック要望に対応
  • テンション制御による塗布厚の均一化
  • 送り出し張力の自動設定
  • 既存の乾燥炉への適応設計
速度 例:2.0m/min
粘度 例:0.05 Pa・s~8Pa・s
塗工量 例:2μm~80μm/WET

ファーネスの会社概要

所在地東京都杉並区宮前4-29-3(本社)
電話番号03-3335-8631
公式サイトhttps://furnace.jp/
設立1973年
プリント基板・防振材など
高粘度液を使う基材

流れにくい液でもムラを減らせる

ヒラノテクシード

HPキャプチャ画像
引用元:ヒラノテクシード公式HP
(https://www.hirano-tec.co.jp/)

ヒラノテクシードが
おすすめの理由

温度調整で粘度を下げ、
塗布ムラによる材料ロスを抑制

内蔵加温機構で液温を上昇させて、接着剤やペーストの粘度を適度に緩めることが可能です。低い駆動力でスムーズに塗布できるため、塗膜のムラや液切れを抑制します。

高粘度液は、わずかな温度やローラー隙間の変動で塗工性が大きく変わるため、適正条件確認のテスト回数が通常よりも増加しますが、粘度を緩めることで試し塗りの回数を減らし、材料ロスを削減できます。

高トルク搬送で、途切れず
均一な塗布と歩留まり向上を実現

高精度圧力制御で高粘度液に対して常に適切な供給圧を保つため、液量の微小なムラや突発的な途切れの抑制が可能。さらに、高トルクローラーが最大50,000 mPa・sの超高粘度液を途切れなく搬送し、高粘度液でも均一な塗膜厚を長時間にわたり維持できます。

粘度に左右されにくい生産体制を実現することができ、品質のばらつき防止や不良率の改善、さらにはコスト削減に貢献します。

ヒラノテクシードの導入事例

公式HPに事例がありませんでした。

既存設備からの導入イメージ

スプレーコーターを使っていた場合
ロールコーター導入前
  • 材料供給が不安定で、
    吐出の途切れや塗り残しが発生しやすい
  • 高粘度により塗布が不均一になりやすい
  • スプレーノズルの詰まりが生じる
ロールコーター導入後
  • 高精度圧力制御で、突発的な液切れや、
    量のブレを抑えられる
  • 均一圧で連続塗布できる高トルクローラー
    により、塗布不良の発生を抑制
  • 流動性を一時的に向上させ、
    詰まりを生じさせない
スクリーン印刷機を使っていた場合
ロールコーター導入前
  • 目詰まりや不均一な透過が起きやすい
  • スキージの対応など品質が熟練者に依存する
  • 材料が均一に広がらず、
    膜厚ムラやにじみが発生する
ロールコーター導入後
  • 目詰まりする構造が存在せず、
    高粘度でも塗りムラが少ない
  • オペレーターの経験に左右されず、
    誰でも安定した塗布が可能
  • 高粘度液への加温で流動性を高め、
    均一な塗布を実現

ヒラノテクシードの
製品のスペック

製品画像
引用元:ヒラノテクシード公式HP
(https://www.hirano-tec.co.jp/manufacturing/equipment_02.html)
  • 内蔵加温機構による粘度低減
  • 高トルクローラーの高粘度対応
  • 密閉型塗工で液だれ・空気混入を軽減
  • 精密圧力制御による均一な液量供給
速度 1~400m/min
粘度 100~50,000mPa・s
塗工量 10~1,000μm・Wet

ヒラノテクシードの会社概要

所在地奈良県北葛城郡河合町川合101-1(本社工場)
電話番号0745-57-0681(代表)
公式サイトhttps://www.hirano-tec.co.jp/
設立1935年
タッチパネル・液晶画面など
超薄膜が必要な基材

静電気・異物によるムラを防ぐ

テクノロール

HPキャプチャ画像
引用元:テクノロール公式HP
(https://www.technoroll.co.jp/)

テクノロールが
おすすめの理由

非接触測定で傷や歪みを検知し、
塗布品質を向上

非接触膜厚センサーを搭載し、ワークに触れることなく膜厚やムラを高精度に測定。目視では分からないわずかなムラも数値で管理できるため、少しの接触でも傷や歪みが致命的となる光学膜や導電膜などμm単位の超薄膜の性能不良を防ぎます。

また、非接触のため静電気による帯電の誘発や異物付着のリスクも抑えられるので、クリーンで安全な塗布環境の維持が可能です。

静電気の発生を断ち、
導電膜の歩留まりを改善に導く

導電性のある特殊な基材を使った静電気除去ロールを搭載しており、塗布前にワークへの帯電を抑制。放電による微細損傷やクリーンルーム内でも発生しがちな静電気による異物付着を未然に防ぎ、性能不良や歩留まりの低下を改善します。

微細な異物の混入を防げるため、検知が難しいレベルの不良要因を排除することができ、膜厚の均一性と塗布品質を安定化にもつながります。

テクノロールの導入事例

公式HPに事例がありませんでした。

既存設備からの導入イメージ

スロットダイコーターを
使っていた場合
ロールコーター導入前
  • ちりやほこりなどの微細な異物が付着する
  • μmレベルの膜厚を測定できない
  • スロットノズル付近に発生する
    静電気の放電リスクがある
ロールコーター導入後
  • 静電気除去・非接触検査で異物混入を低減
  • 非接触センサーで高精度に膜厚を管理
  • 静電気除去ロールで放電リスクを回避
グラビアコーターを使っていた場合
ロールコーター導入前
  • ロールの圧力が強く、歪み・微細傷が生じやすい
  • ロールの高速接触により静電気が生じやすい
  • 膜厚の均一性を保つにはセルの深さや粘度の調整が難しい
ロールコーター導入後
  • 塗布時の圧力による歪み・微細傷が生じにくい
  • 静電気除去ロールにより帯電・放電を低減
  • μm単位の均一性を保つことが可能

テクノロールの
製品のスペック

製品画像
引用元:コンバーティング機械・機器総覧
(https://www.ctiweb.co.jp/soran/company/507)
  • 非接触膜厚センサーでの高精度膜厚管理
  • 静電気除去ロールによる帯電除去
  • 極微量から少量までの塗布量に対応
  • レーザー加工によるスポット塗布対応
速度 記載がありませんでした。
粘度 1~12,000mPa・s
塗工量 記載がありませんでした。

テクノロールの会社概要

所在地大阪府和泉市テクノステージ3-4-5(本社工場)
電話番号0725-53-3933
公式サイトhttps://www.technoroll.co.jp/
設立1980年
ロールコーターのイメージ写真
ロールコーターの選び方

ロールコーターを新たに導入・リプレイスする際には、塗工精度や処理速度だけでなく、基材との相性も重要な選定ポイントです。基材ごとに求められる塗工特性が異なるため、用途に応じた機種を見極めることが、品質や生産性の向上につながると言えるでしょう。

本サイトでは、金属・フィルム・紙など基材別に適したロールコーターの特徴を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ロールコーターはメーカーごとに対応基材や塗工方式、制御技術に特徴があります。ここでは、ロールコーターを取り扱っているメーカーを一覧で掲載しているので、製品選定の参考にしてください。

PETやPP、PCなどの柔らかく薄い樹脂フィルムにありがちな反りやムラを、独自の塗布・乾燥プロセスによって軽減。高精度な塗工制御で、基材の品質を安定させたいニーズに応えます。

所在地東京都杉並区宮前4-29-3
電話番号03-3335-8631
公式HPhttps://furnace.jp/

FPD領域で培ったノウハウをもとに、塗工から装置導入後まで一貫対応可能なロールコーターを提供。技術力に加え、開発支援や生産ライン構築など幅広いサポート体制を備えています。

所在地東京都中央区八重洲1-3-22 八重洲龍名館ビル6F
電話番号03-3241-1541
公式HP https://www.toray-eng.co.jp/

接着剤やペーストなど粘性の高い液体でも、加温で粘度を調整しながら均一塗布が可能。建材や電子部品など高粘度の扱いが必要な現場で、塗布ムラ改善に向けた技術を展開しています。

所在地奈良県北葛城郡河合町川合101-1 本社工場
電話番号0745-57-0681(代表)
公式HPhttps://www.hirano-tec.co.jp/
もっと見る

長年使い込んだロールコーターの修理や延命、性能維持に関する対応を得意とする企業。木材や製本、電子部品の固定といった用途に強く、運用後のトラブル防止にも力を発揮します。

所在地愛知県名古屋市中川区柳川町8-1
電話番号052-681-1411
公式HPhttps://www.meiki-corp.com/

成膜精度が求められる分野で用いられる、真空環境下専用のロールコーターを提供する、半導体・光学コーティングなどの依頼に適した企業。仕様選定から導入まで対応しています。

所在地埼玉県入間郡三芳町藤久保1036 本社/工場
電話番号 049-258-1116
公式HPhttps://www.satovac.co.jp

ロールの振れ精度を3μm未満に抑える制御により、歩留まりや塗布不良の抑制に貢献。自社で主要部品を加工しており、小ロット部品や急な改造にも迅速に対応が可能です。

所在地京都府京都市伏見区横大路朱雀17-7
電話番号075-621-5244(代表)
公式HPhttps://www.mkss.co.jp

μm単位の高精度が求められる導電膜や光学フィルム向けに特化。極薄膜の塗工時に発生するムラ・歪み・異物付着を解決する独自技術で、不良率の低減と製品品質の安定化に寄与します。

所在地大阪府和泉市テクノステージ3-4-5(本社・工場)
電話番号0725-53-3933(代表)
公式HPhttps://www.technoroll.co.jp

塗工プロセスに応じたロール速度の微調整など、仕様変更に柔軟対応できる体制が特徴。標準仕様では難しい生産条件にもきめ細かく対応し、多様化する製造ニーズに対応可能です。

所在地東京都荒川区南千住3-6-15 東京事業所
電話番号03-3891-1291
公式HPhttps://www.tygk.co.jp/

設計から据付、調整、アフターサポートまで自社で一貫対応。長年の知見でロールのブレを制御し、ムラのない塗布を実現しており、製品品質の安定と運用効率向上の両立を目指せます。

所在地愛知県稲沢市目比町竹ノ腰901
電話番号0587-34-3777
公式HPhttps://sugii-m.com/

オーダーメイド設計により、用途に応じた専用機の開発が可能です。設計から製造・組立・調整まで対応し、柔軟な仕様変更や高品質な管理を実現します。

所在地 愛知県名古屋市中川区吉津2-2609
電話番号 052-432-2881
公式HP https://hassin-k.co.jp/

テスト機や量産ラインまで対応可能な、ロールコーターを開発・製造しています。受注生産体制により、基材幅や付属装置を柔軟にカスタマイズでき、実機テストによる検証サポートも強みです。

所在地 神奈川県海老名市門沢橋1-5-1
電話番号 046-240-9085
公式HP https://www.yasuiseiki.co.jp/

ロールコーターに求められる性能は、使用する塗工液の種類や基材、製品仕様によって大きく変わります。ここでは、自動車の内・外装材や包装パッケージ、建材など、それぞれの業界や用途に適したロールコーターを分野別にご紹介します。

内装・外装パーツやバッテリー部材、センサーなど、車両分野で求められる性能に応じたロールコーターをご紹介。均一な塗膜形成や高い耐久性に対応した製品を用途別に確認できます。

バリア性や光沢、剥離性など、包装資材に必要な機能を付加するロールコーターを種類別に紹介。食品・医薬・化粧品向けなど、用途に応じた塗工方式にも対応した製品を掲載しています。

防水シートや断熱材、フローリング、パネルなど建材や内装材の製造に適したロールコーターを紹介。膜厚の均一性や耐久性が求められる用途に対応する製品をまとめています。

ラベルやフィルム、家具用資材など、粘着・接着加工に適したロールコーターを用途別にご案内。UV硬化型やホットメルト、水性エマルション対応など、多様な接着剤に対応する機種を紹介しています。

ロールコーターは、塗布する基材によって必要とされる性能が異なります。ここでは、そうした基材ごとの特性に適したロールコーターを紹介し、用途に応じた製品選定のヒントをご提供します。

金属のイメージ画像

防錆・耐腐食性などを安定させるには、膜厚の均一化と高速処理が重要。金属の性質や目的に応じたロールコーター製品を各メーカーからピックアップしています。

紙のイメージ画像

吸収性や平滑度に差がある紙基材には、繊細な圧力調整や塗布制御が不可欠。高精度塗工が可能な、紙対応ロールコーターを取り上げ、特徴や機構の違いを解説します。

フィルムのイメージ画像

極薄フィルムの塗工には、反りや収縮を補正する張力制御が必要。高精度かつ安定した塗布を可能にするフィルム対応ロールコーターを、各製品の特徴とともにご紹介しています。

プラスチックのイメージ画像

PETやPP、PEなどの柔軟なプラスチック基材は、塗布時の液剤挙動にも配慮が必要。材料特性に合わせた塗布機構を備えた、プラスチック対応のロールコーターを用途別に調査しています。

ガラスのイメージ画像

非吸収性で滑らかなガラス面への塗工では、膜厚の均一性と塗布品質が重要。ディスプレイや光学向けなど、ガラス基材に対応したロールコーター製品を事例とあわせて掲載しています。

ロールコーターは、卓上型の試作機から大型の生産ライン用まで用途に応じて多様なサイズがあります。ここでは、ロールコーターのサイズについて解説しているので、ぜひ製品選定の参考にしてください。

卓上・小型

卓上・小型のイメージ写真

A3サイズ程度のスペースで設置できる卓上型ロールコーターは、少量の塗工液で高精度な試験が可能。μm単位の隙間調整や回転数制御に対応し、試作・評価フェーズの効率化に貢献可能です。

このページでは、研究開発や教育用途にも活用される小型機の選定ポイントと各製品の特徴を紹介します。

ロールコーターは、さまざまな製品に対し塗工液を均一に塗布し、高精度な薄膜を形成する産業用装置です。こちらでは、その構造や原理、用途についてわかりやすく解説します。

ホットメルト
ロールコーターとは

ホットメルトロールコーターは、熱で溶かした固形接着剤を基材に均一塗布し、瞬時に硬化させる装置です。温度・粘度の精密制御により、ラベルや電子部品用フィルムなどにμm単位の高精度塗工が可能。

このページではその仕組みや用途、メリット・注意点を詳しく解説します。

ロールコーターのイメージ写真

基材で選ぶ

ロールコーターおすすめ3選